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編集者になりきれなかった30男のお仕事不定期日報


by juunf_ex

CarSmile休刊

コンビにで何気なく手に取った●クルート社のフリーペーパー。何度か内容はみていたのだが、スタート直後はともかく、半年もしたころからアレ?と思うことが多くなった。明らかに薄くなった。いつも情報量不足、役に立たない記事、昔の本家もこんな感じではあったが、同じ業界の目線でなく一読者として見て、どーなんだとおもってしまう内容だったが、ついに現在配布されている号で終了だそう。
 地域密着のフリーペーバーとして、ビジネスモデル的にもさすが、と思っていたが、終わってしまうようです。その理由とは何なんでしょうか。勝手な想像ですが、基本的に中古車を購入する人物像は、車を安く買いたいということが第一なのではないかと。そもそも中古で購入する以上、壊れることも想像はしているけど、頻繁にメンテナンスをして、いつも快適に乗りたいということ、つまり販売店が近くになければいけないということより、自分の予算にあった車を広い選択肢の中から選ぶということが第一条件なのではないかと。だいたい中古車店に対して、品質の保証や後々のアフターサービスなんて期待する方が間違っているともいえる、ディーラー系などそうでないとこももちろんあるが。
確かに顧客層が優良なこの地域とはいえ、相対的に高水準な価格相場が中古車ユーザーにとっては選びにくいということも合ったと思う。個人的な感想をいえば、埼玉や東京都下、神奈川の奥の方にある店にこそ、中古車ユーザーが探す物件が多い。車でしか行けないような場所にあれば、それは価格で競争力がなければ生きてはいけないはずで、僕が乗ってきた車も行徳、市ケ尾あたりで見つけた掘り出し物件だったりする。コンパクトカーやミニバンに魅力を見いだせる層はともかく、今30代の最後のクルマ世代(僕らより下の層は車は道具という感覚で、車だけの生活が豊かでないことを知っている人たち)で、中古車を選ぶ人たちは、少なくともここでの物件はあまり期待していない。ただし、この業態も以前の話なら成立したのかもしれない。90年代を境に自動車に対する価値観は大きく変わったように思う。ひとつはミニバンなどの道具としての流れ、もうひとつは輸入車販売網の拡充。僕が大学生の頃、プジョーの販売店なんて見た記憶がないけど、現在同社では全国に100ほどを構えているらしい。206がその原動力であったわけですけど、ミニもアルファロメオもシトロエンもルノーもボルボもヤナセしかなかった時代とは違ってそれほど珍しいものではない。ランボルギーニ江戸川なんて冗談かと思うディーラーまである。輸入車はどこでも買えるものになったんだ。ほんの10年前まで外車を買おうと思ったら、環八や環七のあの近辺のディーラーまで繰り出す必要があった。今はそんな所に行かなくても店はある。ネットもあるわけである。と、本当はどうか知りませんが、成約率が下がれば出広もひかえる、薄くなる。ますます手に取らなくなる。ますます出広をひかえる。というスパイラル。さて本当のところはどうだったのか。聞いてみたいものだ。
by juunf_ex | 2007-04-02 02:41